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July 01, 2005

「ネクロノミコン2」H.R.ギーガー

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翻訳 山形浩生

『エイリアン』でオスカーを獲得したギーガーは今や世界的に注目を集める最もホットなアーチストとして、絵画制作のほか映画美術はもちろんポップミュージシャンのプロモビデオのディレクションなど、幅広い分野で華々しい活躍を続ける。また彼が創造した「バイオメカノイド」と呼ばれる人間と機械が混交したクリーチャ−、それら未曾有の生命体が棲息する近未来の神秘主義的な廃墟世界を舞台に、時代の渾沌とした空気やコンピュータ文明とも呼応しあったシリコン・オカルトのアイコン群が次々産み出されていくことになる。『ネクロノミコン1』の発表、そして最愛の恋人リ−の自殺から10年の歳月を経て、ギーガーが満を侍して発表した第二作品集こそ『ネクロノミコン2』にほかならない。「バイオメカノイド」の後、頽廃を極め死があまねく統べる世界のなかにも、荒々しいエロティシズムと生命観を漲らせた傑作群「エロトメカニクス」が登場する本書は80年代ギーガーの円熟期を代表するモノグラフとして美術史上に惨然と虹彩を放つ。

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6,300yen(税込)

300mmX420mm
92頁/ソフトカバー
ISBN 4-309-90595-1 C0071



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é.t. : July 1, 2005 12:00 AM

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